時事ネタ

中国深センのビルが揺れる!他のビルは安全か?!

写真引用:AFP

 

テレビで中国新センのビルが揺れて人々が逃げ惑う映像が流れていました。

以前より中国には倒れそうな、危ないと言われるビルが多数あったとの報道を思い出して

「これは!」と思い、調べてみました。

 

2010年からすごい勢いでビル群が中国に立ち始めていますが

当時(2011年)の現地の日本人でこんな意見をネットに答えている人がいました。

Q中国で地下鉄や高速鉄道とか高層ビルとかがすごい勢いで建設されていますが、あれって安全面とかどうなんでしょうか。 手抜き工事が多いとか事故が多いとかよく聞きますが、中国の建造物の全てがそうなのか、まともなものもあるのか不安に思います。みなさんはどんな意見をお持ちです?

 

A1:中国で建築設計コンサルタントをしております。
おそらく、あなたが聞いていることの殆どが当てはまる状況が今も続いています。
まあ、震度6くらいの地震が起きて壊れないビルは中国全体で100あるか無いかだろうと思います。

見栄と面子のお国柄ですので、どんなデザインでもできます。と言って、言い続けていますので、世界中のデザイナーが、CGの世界でしか実現できないようなものを施主に見せ、「よし!作ろう!」という感じで作り続けています。
その上、予算をケチるので、完成竣工するのが信じられない状況なのです。

私の仕事は、そんな状況の中で、何とか安全面を保つアドバイスを出し、実行させることなのですが・・・
今、100m以上の建物を12物件みてますが・・・

大型台風が直撃しない。
洪水がおきない。
火災がおきない。
地震がおきない。
ということが前提で、安全なのかも知れません。怖いですね~。

 

A2:上海で、もう2棟、工場建てました。

四川地震以降、規制が厳しくなり、現在は日本で言う震度6に
耐えられる設計が義務付けられています。

また今年の7/1から更に厳しくなり、例えば図面を描く人と
審査する人も自分たちで選べなくなりました。
手抜き工事等を無くす方向に動いている事は事実です。

また森ビル(金融センター)などの超高層ビルは、中に振り子が付けられ、
きちんと耐震設計がされております。

・・・・で終われればいいのですが、

やはり表向きな面が強いのです。

厳しくなり、手抜きもしづらくなってきていますが、
何処で何をされているか、全くわからない状態です。

日本と似た様に出来ていても、使われている素材自体が悪いとか、
また施工技能が低いので、設計通り出来てない(例えば溶接とか)のが実情で、
基本的には一切信用しないのが、良いと思われます。

(原文のまま)

日本では当たり前の建築基準が中国の建物には無いということですね。

中国では倒壊しそうなビルが多いと想像します。

中国で13階建てのマンションが建物の原型をとどめたまま横倒しに。その原因が明らかに

これは2009年に倒壊した建物ですが、

それから12年、このような強度しかないビルがあちこちに未だに残っているのが現実のようです。

中国で震度6クラスの地震があった場合は耐えられる建物が100棟くらいしかないとありました。

上の写真の様な建物が今もあり、地震が来た時を思うと怖いですね。

補強工事とかしてないのでしょうか?

建築基準は2017年に建築基準が厳しくなった様ですが

恐らくそれ以前の建物はそのままなのでしょう。

 

日本では地震の時はたいていの日本人は落ち着いて行動しますが

それは日本の建物信頼を置いているからだと思います。

 

昨日の中国人の我先に逃げ惑う映像を見て

中国の建造物自体は信用を置かれていないのでは?

と感じました。