時事ネタ

ドン・ファンの元妻が逮捕されて遺産はどうなる?

紀州のドン・ファンこと野崎幸助さん(77)が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、警察は28日朝、男性の25歳の元妻を殺人の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは東京 品川区に住む須藤早貴容疑者(25)です。

 

遺産をめぐり、遺言書の無効を求める裁判を起こしていました。

訴えを起こしているのは親族4人で、約13億5000万円とみられる野崎さんの遺産については、「全財産を田辺市に寄付する」と書かれた紙を知人が保管しており、和歌山家裁田辺支部が遺言書の要件を満たすと判断していました。

親族側は、この遺言書を「走り書きしたような文字で記載され、自身の意思に基づいて作成されていない」と無効を主張しています。

この様な不可解な状況から当時から野崎さんの死亡に捜査の目が向けられていた様です。

また女性関係もハデで「いい女を抱くために、私は金持ちになった」私がお金を稼ぐ理由は、なんと言っても魅力的な女性とお付き合いをしたい、その一点に尽きます。仕事も女性とのお付き合いも、『死ぬまで現役』と心に誓っております」

と語っており、これまで4000人の美女に30億円を使ったとも言っていた様です。

 

では相続が親族にはいくら貰えるのでしょうか?

野崎さんには子がおらず、妻がおり、野崎さんのご兄弟は4人です。

法定相続分は、妻が遺産の4分の3、ご兄弟全員で4分の1(兄弟は一人16分の1)となります。

この遺言が有効になれば、法定相続分に関係なく、その遺言どおりに財産を分けることになるため、この結論が変わるのです。

法律では一定の事由がある場合には相続人となることはできないと定めています。
被相続人、自分より先順位の推定相続人、自分と同順位の推定相続人を故意に死亡させ、または死亡させようとして刑に処せられたことは、欠格事由のひとつです。
したがって、上記の者に対する殺人で刑に処せられた者は、相続することはできません。

殺意があったかどうかが争点になりそうですね。

 

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